「巨大市民会館白紙に」 水戸市民の会シンポ 住民投票求める

水戸市が巨大な新市民会館(収容人員3,700人)の建設を計画している問題で、「新・水戸市民会館計画を白紙にもどし、市民の声を反映させる会」(市民の会)は1月17日、水戸市内でシンポジウムを開き、会場いっぱいの150人余が参加しました。
「市民の会」の田中重博代表(茨城大学名誉教授)をコーディネーターに、茨城演奏家連盟の佐藤篤会長(ピアニスト、茨城大学名誉教授)、水戸市立図書館を育てる市民の会の斎藤典生会長(茨城大学名誉教授)、「イ・ソリスティ・イバラキ室内合奏団」の田口邦生代表、幼稚園園長の嶋田眞美氏、新日本婦人の会水戸支部長の大川レイ子氏がパネリストとして参加し、計画の問題点について討論しました。
日本共産党の中庭次男市議がコメンテーターとして発言しました。
佐藤氏は、「市民会館を市民に開かれたものにするため、白紙撤回して市民の声を聞くべきだ」と指摘。
田口氏は、「大きさも立地も時代に合っていない。市民が主体の会館にすべきだ」と述べました。
市民の会が準備している、新市民会館計画の是非を問う住民投票を求める署名活動について、2月から行うと発表。
住民投票に必要な市の有権者の50分の1(4,416人)を大きく上回る署名を集めるため、受任者を現在の500人から増やしていくことなどを確認しました。
(「しんぶん赤旗」首都圏版 2016年1月23日付より転載)

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