茨城・常総豪雨水害3カ月 被災者とボランティアの交流会開く
9月に発生した関東・東北豪雨災害で大きな被害が出た茨城県常総市で12月13日、被災者とボランティアが交流する「お楽しみ会」が開かれました。
約150人が集まり、落語や音楽、餅つきなどを楽しみました。
会場となった五箇公民館前の広場では、被災者自身も作り手となって、手打ちそばや、つきたての餅、けんちん汁などが振る舞われました。
館内では、落語や音楽の舞台が繰り広げられ、場内はたびたび笑いと拍手に包まれました。
主催したのは、災害発生9日後に、県内の民主団体と日本共産党が被災者救援のために立ち上げた吉野サポートセンターです。
被災者を訪問していたボランティアから、心が沈んだ様子の被災者を心配する声が上がり、「物を届けるだけではなく、おいしい物を食べながら交流できる場をつくろう」と、「お楽しみ会」を企画し準備してきました。
落語を最前列の席で楽しんでいた女性(87)は、床上まで浸水した自宅のリフォームがやっと終わり、12月初めに住めるようになりました。
「きょうは、にぎやかな所に出て来られてよかった」とうれしそうでした。
(「しんぶん赤旗」 2015年12月17日付より転載)
◇
吉野サポートセンターではボランティアを受け付けています。
電話 080(6567)1524
*電話での問い合わせ…午前9時~午後4時
☆12月20日(日)午後1時30分から石下地域交流センターで「常総市水害・被害者集会」が行われます。