豪雨被害「窮状知って」 茨城・常総市民集会に100人 梅村さえこ議員参加

関東・東北豪雨で鬼怒川の堤防が決壊し、甚大な水害を受けた茨城県常総市で11月3日、被災者の窮状を知ってもらおうと、「国・県・市・マスコミは私たちの声を聴いてください」と題した市民集会が開かれました。

市民約100人が参加、被災後の実態や思いをそれぞれ訴え。
声を聞こうと、高杉徹・常総市長をはじめ、常総市議や茨城県議、日本共産党の梅村さえこ衆院議員らが参加しました。
呼びかけたのは、県の民主団体と日本共産党などがつくる吉野サポートセンターです。
被災者から、「農機具や生活に欠かせない井戸に補償がなく、どうしてよいやら」「来年の米を作れるのか心配」といった生々しい実情が語られると、同調するようにざわめきが起こりました。
「解決のために一つにまとまろうとしても、補償制度による線引きで住民同士が分断されている」「市の職員は非常時でも平常時のような対応」といった問題も指摘され、行政側の早急な対応が求められました。
呼びかけ人の一人、染谷修司さんが「今度は行政の責任でこういった集会を開いてもらいたい」と訴えましたが、高杉市長は回答を示しませんでした。
(「しんぶん赤旗」 2015年11月4日付より転載)

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