候補者擁立について日本共産党が見解発表 茨城県議選那珂郡区
「県議会では原発問題だけでなくあらゆる問題が問われる」
12月に予定されている茨城県議選の那珂郡選挙区で日本共産党東海村議団が「東海第2原発の再稼働を止める会」(止める会)から「止める会」予定候補の推薦要請を受けた問題で、日本共産党茨城県常任委員会は8月28日、「『止める会』の現職県議は県の予算・決算、知事提出議案のほとんどに賛成しており、日本共産党との間に県政の基本問題で協力条件は存在していない」との見解を発表しました。
「止める会」から推薦要請を受け、今月26日に日本共産党北部地区委員会と「止める会」の代表が話し合いました。
このなかで、日本共産党は「『無所属』立候補なら、どういう協力ができるかどうか協議の対象になりうる」と主張。
「止める会」は「公認で出馬する」とのことでした。
「見解」は、日本共産党がさまざまな国民運動で、一致点にもとづいて共同や「一点共闘」を発展させるために誠実に努力し、原発問題でも「即時廃炉」、「再稼働反対」の一点で共同をすすめていると強調。
今回の推薦要請については、「議会内外での国民運動での共同とは性格が異なる」と指摘。
「県議会では原発だけではなく、県政のあらゆる問題で態度が問われる」とのべ、「止める会」の現職県議が県の予算・決算に賛成している事実をあげ、選挙協力の条件がないことを浮き彫りにしています。
(「しんぶん赤旗」首都圏版 2014年8月29日付より転載。全文についてはPDFをご覧ください)