集団的自衛権容認“恐ろしさ感じる” 駅頭の訴えに若者次つぎ反対 茨城・水戸

茨城県の新日本婦人の会水戸支部は6月14日、水戸市のJR水戸駅南口で、安倍政権がねらう集団的自衛権行使容認の閣議決定に反対し、憲法9条を守ることをよびかける宣伝署名行動に取り組みました。

「集団的自衛権の行使反対」の署名に応じる若い男性(左)=6月14日、水戸市

「集団的自衛権の行使反対」の署名に応じる若い男性(左)=6月14日、水戸市


参加者らが交代でマイクを握り、「集団的自衛権は日本が攻撃されていないのに、アメリカといっしょに外国で戦争をしようというもの」「平和と憲法9条を守りましょう」などと訴えました。
この日、署名に応じた人の7~8割が青年や高校生などの若い人たちでした。
高校2年の女子生徒は、「自衛隊の人たちの多くは外国に行って戦争をするために入隊したわけではないと思う」と語り、30歳の男性は、「憲法9条が変えられるのはとても危険。おそろしさを感じる」と話していました。
集団的自衛権
「他国への攻撃」を「自国への攻撃」とみなして反撃する権利。
米国が発案し、旧ソ連も賛成して国連憲章に書き込まれました。
旧ソ連によるチェコスロバキア侵攻や米国によるベトナム侵略戦争などの口実とされました。
歴代自民党内閣は、「憲法9条のもとでは行使できない」との立場で一貫していましたが、安倍内閣は、憲法解釈の変更で行使を可能にする閣議決定を今国会中(6月22日が会期末)に強行しようとしています。
(「しんぶん赤旗」首都圏版 2014年6月17日付より転載)

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