茨城県議選(12月4日告示・13日投票) つくば市区 「話を聞く」が信条 山中たい子氏
茨城県議選(総定数62)で、つくば市選挙区(定数5)から日本共産党の前職、山中たい子氏が議席回復を目指します。
村議・市議・県議合わせて議員歴34年。住民に密着し、声を聞くことに徹してきました。
2025年の国勢調査で、つくば市の人口は水戸市を上回り、県内最多となりました。
東京都心とつなぐ新鉄道「つくばエクスプレス」沿線では宅地開発が進み、市は「子育て世代の転入が多い」としています。
山中氏は、政策として県立高校の市内新設を掲げます。県議だった22年、保護者らが集めた7,000筆の請願署名について、つくば市区選出の県議で唯一の紹介議員になりました。
福島県の農家出身。6人姉弟の三女で、本人は「小さい時から人見知り」と話します。34年間議員を務めた今も性格は「変わらない」。
そんな山中氏が、人と接する時に気をつけているのは、自分が話すよりも相手の話を聞くことです。
「相手の立場に立たないと分からない。丁寧に聞いて関係が悪くなることはないし」。
「聞く」姿勢は政策づくりにも生きています。
32歳で旧・桜村(後につくば市に合併)議員に当選。初質問は村への耳鼻科誘致でした。当時村に1軒もなく、子どもが中耳炎になるたび、10キロ先の隣町まで毎日通う必要がありました。親を中心に運動が広がり、誘致に成功しました。
2020年からの新型コロナウイルスの感染拡大時は、医療・介護の現場で働く人たちと「何が必要なのか」を相談しながら、県への要望にまとめました。要望は15回以上に及び、PCR検査の回数を増やすことにもつながりました。
住民が議会に提出する請願には、議員の紹介が必要です。山中氏は県議だった18~22年、23件の請願で紹介議員を務めました。一方、議席を失った22年県議選後の4年間に、つくば市区から紹介された請願は5件にとどまります。
山中氏はこの間、シールボードを使った対話宣伝などで、これまで話したことがない若い世代とのつながりをつくってきました。
「みんなに支えられて議員をやってきた。一人では絶対に無理」と振り返る山中氏は今、平和を訴えるスタンディング集会で新しい参加者に会うたび、尊敬の念を持ちます。
「若い人は自分で調べ、表現して一人で立っている。みんなすごいと思う」。人と接する時の姿勢はここでも変わりません。「私からずけずけと話さない。こちらとつながりたいかどうかにも気を配る。共産党のことも、しっかり考えて見ていると思う」。
山中たい子(やまなか・泰こ)
1951年生。日本大学2部法学部新聞学科卒業。旧・桜村議1期、つくば市議4期、県議4期。
(「しんぶん赤旗」2026年10月10日付より転載)
