核ごみ文献調査で議員協議会 小室市議「市民の声聞き熟議を」 茨城・常陸大宮
茨城県の常陸大宮市議会は9月9日、原発から出る高レベル放射性廃棄物「核のごみ」最終処分場地の選定に向けた文献調査について、全議員(16人)が意見を出し合うことを目的に議員協議会(非公開)を開きました。鈴木定幸市長も同席し、全議員から意見が出されました。
協議会後の会見で、秋山信夫議長は、「今の段階はあくまで文献調査を受け入れることであり、最終処分場を受け入れるということではない」と強調。各議員からは賛成や反対、保留とさまざまな意見があったことを示し、「議員には市民への説明責任がある。さらに市民の意見を聞いた上で16日に再度、議員協議会を予定している」と述べました。
協議会で反対意見を表明した日本共産党の小室貞夫市議は、「多くの議員から『(今議会で決めることは)性急すぎる』、『期限を決めないで議会で議論するべきだ』と発言があった」と述べるとともに、鈴木市長からは「文献調査受け入れについては議決案件ではないが、みなさんの意見を聞く場を持った」という発言があったことを指摘。小室氏は、「市を二分する大きな問題であり、市民の声をよく聞き熟議が必要だ」と語りました。

午前8時から市役所出入り口付近で「文献調査の受け入れ拒否」を訴えアピールする市民ら=9月9日、茨城県常陸大宮市
文献調査受け入れ拒否を求める市民らは、午前8時から市役所前で横断幕やプラスターをかかげアピールしました。
(「しんぶん赤旗」2026年9月10日付より転載)
