平和の尊さ語り継ごう 戦争遺構見学ツアーに高橋氏が参加 茨城・笠間

日本民主青年同盟茨城県委員会と日本共産党茨城県委員会は6月14日、笠間市で「戦争と平和を学ぼう&語ろう」をテーマに、「筑波海軍航空隊記念館見学ツアー」を企画しました。
「真ん中世代」と小学生や中学生の子どもたちが参加。共産党の高橋誠一郎氏や江尻加那県議らも同行しました。

旧司令部庁舎の屋上から、現在は道路になっている元滑走路を確認する参加者ら

旧司令部庁舎の屋上から、現在は道路になっている元滑走路を確認する参加者ら=6月14日、茨城県笠間市

筑波海軍航空隊記念館は、戦時中に特攻隊の訓練などが行われた歴史を伝える国内最大規模の戦争遺構、旧筑波海軍特攻隊史跡を一般公開しています。
87年前の1938年に建てられた筑波海軍航空隊司令部庁舎は、ほぼ当時の姿で残っています。

旧司令部庁舎の屋上から、滑走路に使った道路を一望。現在は門しか残っていませんが、基地正面の入り口付近には家族との最後の面会所跡地がありました。地下通路や防空壕など、多くの若者がこの地で訓練を行い、命を失った場所を巡りました。

参加者は、「子どもたちに見てもらえたのはよかった」、「子どもたちにとってはドラマや映画の中しか戦争がない。伝えていくことが大事だ」など、戦争の悲惨さや平和の尊さを語り継ぐ思いが語られました。

高橋氏は、「大事な平和の問題。大きく訴えていきたい」と話しました。

(「しんぶん赤旗」2025年6月18日付より転載)

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