共産主義・自由って? 二見伸明さん呼びかけ学びあう 茨城・取手
「牛久・資本論学習会」の会員である元公明党副委員長の二見伸明さんが、茨城県取手市の会員有志に呼びかけて、1月25日、取手市内で「『Q&A共産主義と自由』(志位和夫議長著)を学び語り合う会」を開催しました。
この日は、取手市や牛久市、守谷市、土浦市などから13人が参加。『Q&A』の序論からQ1~4を読み合わせ、それぞれ感想や疑問、意見などを出し合いました。
「資本主義は本当に人間の自由を保障しているのか」について、二見さんの息子の二見高広さんは、「資本主義って経済活動そのものだから金もうけ。でも共産主義は経済だけのものではないからね」と発言しました。
株式会社の保育園職員は、「一人ひとりが伸び伸びと自由に生きる社会は本当に難しいと実感する」と、延長保育で朝から晩まで働く保護者や、遊ぶはずの保育園で習い事をする子どもたち、少ない人数で働く職員の様子などを話し、「自由って何でしょうか」と語りました。
参加者からは、「働いていた時は朝7時に家を出て夜10時に帰る生活だった。仕事のやりがいはあったけれど自由はなかったな」、「現実社会は自由って何か考える時間もなく忙しさに追われているよ」など、真剣に話し合いながら時々笑いもあり、次々と意見が出されました。二見伸明さんは、「みんながそれぞれに、資本主義の矛盾を暮らしの中で感じながら生きているからね」と話しました。
(「しんぶん赤旗」2025年1月28日付より転載)