希望を示すのが記者 山本豊彦・赤旗日曜版編集長が講演 茨城革新懇

茨城革新懇は4月7日、水戸市で「しんぶん赤旗」日曜版の山本豊彦編集長を迎えて「自民党金権腐敗政治一掃をめざす講演会」を開き、96人が参加しました。山本氏は、「自民党派閥パーティー裏金事件」の「赤旗」スクープの裏側を語りました。

パーティー券を買った政治団体の報告書の記載に、担当記者が「違和感」を持ち、5派閥の収支報告書を根気強く調査し、組織的脱法行為を確信。
さらに「赤旗」と連携した、神戸学院大学の上脇博之教授の告発が力になった、と語りました。

山本氏は、「消費税は上がるのに、法人税はどんどん下がる。企業献金が政治をゆがめているのは明らか」と強調し、「今の政治をどう見ていくのか、認識の問題は大事。政治をどう変えていくのか。希望を示すことがジャーナリストの役割」と力説しました。

講演後の質疑応答では、次から次へと手があがりました。「スクープを見つける上での苦労話などは」との質問に、山本氏は「とにかく事実で書くこと。思いこみや、相手をやっつけようという気持ちは失敗する。黒も白もいろいろな情報を集めて、真実を追求しようという気持ちが大事」だと語りました。

(「しんぶん赤旗」2024年4月9日付より転載)

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