モノ考える物差しに 資本論学習に二見伸明氏ら 茨城・牛久
茨城県牛久市で、2003年7月にスタートした「『資本論』牛久学習会」は4月1日、413回を迎えました。
会は、2003年5月に不破哲三氏著の『「資本論」全三部を読む』の第一冊が出版され、6月に提案された日本共産党の新綱領案の理解を深めるために『資本論』の学習を、と始まりました。
現在、会の在籍は24人。毎月第1・3月曜日の午前を設定し、『全三部を読む』を参考書として『資本論』の全巻読破を目標に、学習の集いを重ねています。
会の立ち上げに関わった牛久市内在住の森川辰夫氏(88)は、「特定の講師がいるわけではなく、進行役がいて、みんなで音読。疑問や意見など自由に発言。疑問には『自分はこう思うけどどうだろう』とさらに投げかけ、全員参加型で取り組んできた。23年2月から4人の世話人体制となり、次に引き継げて本当によかった」と語りました。
4年前ごろから参加している元公明党副委員長の二見伸明氏は、「『資本論』など無縁のところにいた。難しい部分もあるが面白い気持ちで参加している。ここで聞いた話は、モノを考えるモノサシになっている」と感想を述べました。
(「しんぶん赤旗」2024年4月3日付より転載)