茨城県議会開会 補正予算案77億円 生活支援策の計上なし
茨城県議会定例会が9月4日に開会し、総額77億6500万円の一般会計補正予算案が提出されました。
社会基盤の強化に向け、水田の貯水機能を高める「田んぼダム」や、国直轄による道路・治水事業に71億3800万円が計上されました。
一方、物価高騰への生活支援や米不足などへの対策は示されていません。
日本共産党の江尻加那県議は、本会議開会前の議会運営委員会で、委員外議員として発言。原発やエネルギー問題を調査する特別委員会設置に向けて、「原子力においては立場や政策の違いはあるが、重要な課題」とし、「特別委員会を設置し、調査や議論を深めることは、県議会でも重要な役割がある」と、特別委員会の設置を求めました。
会期は10月1日までの28日間。江尻議員は、19・20日に防災環境産業委員会、25日に予算特別委員会で質問します。
(「しんぶん赤旗」2024年9月7日付より転載)