憲法の精神を広く 「百里9条の碑」建立 茨城・小美玉
茨城県小美玉市の百里平和公園(航空自衛隊百里基地に隣接)に2月11日、「百里9条の碑」が建立され、除幕式が行われました。毎年行われている「初午祭」と合わせての開催となり、県内外から約550人が集まりました。
百里平和公園内に「憲法9条の碑を建てよう」という始まりは、2021年の憲法記念日にジャーナリストの伊藤千尋氏が、水戸で講演した際に「憲法9条の碑が全国各地、海外にもある」という話があり、「この百里にも」と、百里に関係の深い5団体が実行委員会を結成。加入団体を募って募金の呼びかけを行い、全国で34個目の建立となりました。10日時点で82団体534人の方々から募金が寄せられました。
実行委員長の谷萩陽一弁護士は、たくさんの支援に謝意を表明し、「ウクライナやガザで、この瞬間にも多くの命が戦争によって奪われ続けている。いかなる国際紛争も武力による解決をしてはならないという憲法前文と9条の精神が、現実の国際政治を動かす力を発揮することを強く期待したい。この日本が、いつか9条を理想とした戦争も軍隊もない国となることを信じたい」とあいさつしました。
高橋誠一郎氏(衆院茨城1区予定候補)や江尻加那県議、県内の党地方議員らも参加しました。
(「しんぶん赤旗」2024年2月15日付より転載)