台風13号 市の対策不備に怒り 茨城北部被害 共産党が聞き取り奔走
9月8日に茨城県北部地域に大きな被害をもたらした台風13号の被害状況が明らかになってきました。
茨城県が発表した12日現在の被害状況は、床上浸水は日立24棟、高萩165棟、北茨城164棟、床下が日立88棟、高萩265棟、北茨城87棟となり、土砂崩れは高萩9件、北茨城156件。
そのほか、水稲等への作物被害、排水路の法面や山林斜面の崩壊、水産加工被害、路面冠水や陥没、倒木などによる全面通行止も複数箇所ある状況です。
千葉達夫前日立市議(衆院茨城5区予定候補)や党市議団は、11日の申し入れ以降も市民の状況把握と要望等の聞き取りに奔走しています。
千葉氏の聞き取りでは、「今回も腰の高さまで水がきた。約30年前も同じような被害があった。市に何とかしてほしいと訴えたら、お金がないからと、この間何の対策も取ってこなかったのが、今回の結果だよ」と怒りの声が複数の市民から寄せられました。
市の対策不備も明らかになる中、千葉氏は「さらなる状況調査と申し入れなど、改善を求めていく必要がある」と住民に寄り添った対応に努めています。
党北部地区委員会では、小林真美子市議を本部長に災害対策本部を立ち上げ、要望改善に取り組んでいます。
(「しんぶん赤旗」2023年9月15日付より転載)