酪農飼料代の支援要求 茨城県議会最終日 江尻加那議員が討論

茨城県議会第2回定例会最終日の6月22日、物価高騰対策を含む79億2400万円の補正予算案と、今月上旬の豪雨災害にともなう生活再建への支援を盛り込んだ追加の補正予算案を全会一致で可決し、閉会しました。

日本共産党の江尻加那県議は討論で、高値が続く酪農飼料代への県の抜本的な支援を要求。
医療機関や社会福祉施設、私立学校への光熱費上昇分の補助について、「物価高騰はもはや一時的なものではなく、介護施設は負担転嫁もできない」とする現場の声を紹介し、支援の上乗せを求めました。

県立学校給食費への食材価格高騰支援(1食20円)について、「県内市町村で無償化が広がり始めており、県立学校でも義務教育課程や特別支援学校の給食費は県として無償化にすべきだ」と力説。
豪雨にともなう河川の越水で、水稲が長期間水に浸かる被害も出ているとして、必要な支援を求め、龍ケ崎市の床上浸水被害では、県による牛久沼水門・八間堰の改修工事の遅れが指摘されていることもふまえて、十分な検証を求めました。

(「しんぶん赤旗」2023年6月24日付より転載)

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