憲法記念日 「敵基地攻撃」ノー 憲法フェスティバル開催 茨城
水戸市で5月3日、憲法フェスティバルが開かれ、参加者が憲法9条を生かした平和外交と岸田政権の軍拡ストップをアピールしました。憲法フェスティバル実行委員会(代表・田村武夫茨城大名誉教授)が主催しました。
田村氏は、政府がめざす敵基地攻撃能力の保有は9条を死に追いやるものだとして改憲阻止を力説。「戦後77年間、戦争をしなかった日本国民の実行力と勇気に信頼をもって団結しよう」と呼びかけました。
日弁連憲法問題対策副本部長の伊藤真弁護士が講演。ロシアのウクライナ侵略にふれ、「一度始まればお互い勝つまでやめられないのが戦争だ」として、「戦争の回避へいかに知恵と時間をかけるかが重要だ」と力説。
日本国憲法が話し合いで紛争を解決する国連憲章の理念を反映しているとし、「9条があったからこそ戦後の日本は平和で自由だった。学び考え行動する“自立した市民”になり、今こそ9条に大きな力を吹き込もう」と呼びかけました。
(「しんぶん赤旗」2023年5月4日付より転載)