原発推進の政権ノー 県議選勝利へ山添拓氏、佐野太一氏が訴え 茨城・取手
茨城県議選(12月2日告示・11日投開票)での勝利をめざして11月26日、取手市のJR取手駅前で日本共産党の山添拓参院議員を迎えた街頭演説が行われました。
山添氏は、前回失った党議席の奪還に挑む佐野太一氏=新=の勝利を訴えました。
山添氏は、大井川県政が霞ケ浦導水事業などの大型開発を推進する一方で、医師数・看護師数は全国最下位クラスにあると指摘。
茨城県の財政力が全国8番目であることを示し、「県にお金がないわけではない。党県議団をパワーアップして、暮らし・子育て安心、住み続けたいと思える取手市を実現しよう」と訴えました。
東海第2原発(東海村)の避難計画をめぐり、「そもそも被ばくを前提とするものだ」と告発。「94万人の避難などできるはずがない。それならば再稼働を止めるしかない」と強調。
岸田文雄政権が示す原発推進の姿勢を批判し、「福島の事故を忘れたとでも言うつもりか。東海第2原発再稼働ストップ、再生可能エネルギーの拡充を求める共産党を伸ばし、岸田政権に審判を下そう」と呼びかけました。
また岸田政権が、憲法違反の「反撃能力」(敵基地攻撃能力)の保有を含む軍事費の大幅増額を狙っているとし、「危険な道に踏み込んではいけない。“暮らしも平和も押しつぶす大軍拡ノー”の声を共産党に託してほしい」と訴えました。
佐野氏は、「福祉や教育にお金を使う県政に変えたい」と力説。何でも相談できるワンストップ窓口の創設、地域交通の充実などを訴え、「命と暮らしを守り、ジェンダー平等を実現する県政へ一緒に声を上げよう」と呼びかけました。
(「しんぶん赤旗」2022年11月27日付より転載)