茨城県議選 水戸市・城里町区(定数6) 暮らしの願い届けたい 江尻かな県議
他陣営「大丈夫」論で切り崩しも
「多数大激戦の選挙。暮らしの願いを届けるために頑張りたい」─。
茨城県議選の水戸市・城里町区(定数6)。日本共産党の江尻かな県議(49)が連日市内を駆け巡り、支持を呼びかけています。
水戸・城里選挙区は過去最多の11人が乱立する、かつてない激戦。他陣営は、「組織がある江尻さんは大丈夫」などと切り崩しを図っています。
「無駄な大型開発をしている場合ではない。間違った税金の使い方に反対し、おかしいことにはおかしいと言うのが共産党」。江尻氏は、県議会唯一の野党としての党議席の役割を力説します。
円安・物価上昇の波が家計と営業にのしかかり、江尻氏に悲痛の声が。「コロナ禍で一昨年から売り上げが減り続け、ついに半分に。借り入れしないとやっていけない状態」。
市内でクリーニング店を営む女性は青息吐息。業務用のビニールカバーは単価が約1.5倍に跳ね上がりました。
江尻氏は、物価高騰にともない、事業者に一律10万円を支給する県の支援制度を紹介するとともに、さらなる拡充を訴え、「県政とともに暮らしを守ろうとしない、あまりにひどい岸田政権を変えましょう」と力が入ります。
学校給食費や2歳までの保育料、子どもの国保税の無償化で、「子育て3つのゼロを」と力説。
「財政力は全国8位の茨城県。家計のやりくりと同じ。税金の使い方を改めれば県予算の1%でできる」。
教育応援の政策に共感が広がります。市内で子育てをする女性は、「子育てにはお金がかかるけど、仕事がしたくても子どもがいるとなかなかできない。老朽化した東海第2原発も事故が心配。こんなお母さんの悩みも、県の政策次第で解決できるという江尻さんの演説は希望です。絶対に勝ってほしい」と期待を寄せます。
県民の命・暮らし、子育ての願いを届ける議席。負けられません。
(茨城県・高橋誠一郎)
(「しんぶん赤旗」2022年11月26日付より転載)