大津漁協 不当解雇の撤回訴訟 口頭弁論開かれる 水戸地裁
解雇処分を受けた茨城県の大津漁業協同組合(北茨城市)の元職員の男性2人が、解雇の無効を求めている訴訟の口頭弁論がこのほど、水戸地裁(阿部雅彦裁判長)で開かれました。
この裁判は、北茨城市近海で取れたシラス加工製品をめぐり、放射性物質の測定結果が記載された県農林水産部作成の文書を組合が書き換えたとして告発した永山孝生さんと、労災による休職が認められず無断欠勤扱いにされ、解雇された鈴木基永さんが職場復帰を求めているもの。
原告代理人の飯田美弥子弁護士は、基準値を超えた数値を基準値内に書き換えた行為について、原告が改ざんと考えるのには根拠があると指摘しました。
次回は10月28日(金)午前10時から。
(「しんぶん赤旗」2022年10月8日付より転載)