私のエール 原発・戦争反対の大内くみ子候補 元茨城大教授・乾康代さん
今回の選挙は、平和主義の憲法を守るのか、戦争への道をひらくのかを問う選挙です。
ロシアはウクライナ侵略で真っ先に原発を攻撃、占拠しました。原発をウクライナに向けた核兵器として利用しているのです。
ロシアの教訓にならえば、日本と私たち原発立地地域の住民にとって、2つの危機が迫っていると言えます。
1つは、参院選で改憲政党が勝てば、憲法9条を書き換えて日本が戦争する道がひらかれる。
2つ目は、日本の電源構成に占める原発の比率はわずか4%ですが、これを2030年までに20~22%に引き上げるといいます。
さらに政府は、生き残った原発はすべて再稼働させたいと考えています。
原発依存度を高めれば、改憲されてもし戦争になったとき、日本の原発はエネルギー生産施設ではなく、市民を攻撃する核兵器になりうるということです。再稼働による事故リスクを背負うだけでなく、外国からの攻撃リスクという二重のリスクを背負うことになるのです。
大内くみ子さん(茨城選挙区候補)は、東海第2原発の再稼働ストップと廃炉をはっきりと訴える県内で唯一の候補です。
あなたが再稼働で心配と不安を抱えて暮らさなくてはならなくなると思うなら、そして戦争への道に反対なら、大内さん以外に投票する人はいません。みんなの声を集めて、大内さんを国会に送りましょう。
(7月4日、茨城県東海村)
(「しんぶん赤旗」2022年7月7日付より転載)