避難計画 慎重策定求める請願 東海村議会特委が不採択 共産党賛成

茨城県東海村議会の原子力問題調査特別委員会(鈴木昇委員長)は3月14日、再稼働の前提となる日本原子力発電東海第2原発(東海村)をめぐる村の広域避難計画で、「策定に慎重を期すこと」を求める請願を不採択にしました(賛成4人、反対11人)。日本共産党は賛成しました。

請願は、住民団体「311を忘れない東海村アクション」が昨年6月に提出。
策定には、避難者の人格権が侵されない万全な対策が必要だとし、▽策定には慎重を期す▽計画案がまとまった段階で地域住民の合意を得る─の2点を求めています。

早期策定をめざす「新政とうかい」の委員らは、「最初から完璧な計画はできない」などと述べ、反対。
共産党の大名美恵子委員は、「逃げるだけの計画であってはならず、請願者の趣旨に賛同する」と賛成意見を主張したほか、「中途半端な計画で策定済みとされかねない」などの懸念が相次ぎました。

(「しんぶん赤旗」2022年3月19日付より転載)

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