減収補てん急務 共産党が水戸市内の医療・介護関係者と懇談

日本共産党の江尻加那茨城県議と田中真己水戸市議は8月27日、水戸市の城南病院を訪れ、新型コロナウイルス対策をめぐって医療・介護関係者との懇談を行いました。

医療・介護関係者と懇談する江尻県議、田中市議

医療・介護関係者と懇談する江尻県議、田中市議(右2人目から)=8月27日、水戸市


城南病院を設置する茨城保健生活協同組合の向殿邦芳専務理事と、介護事業所を運営する翠清福祉会の簾内信行事務局長が対応しました。
コロナ禍で患者の受診控えが相次いでいる城南病院では、4~7月の患者数が、前年累計比で内科が約12%、小児科が約60%減少。4~5月の2か月で2,800万円の赤字となりました。
向殿専務理事は、「内科の患者数も、例年で1~2%減でも重大。10%下がるとなると致命的だ」と説明。
「緊急対応としての減収補てんや、来年以降の診療報酬の引き上げをお願いしたい」と要望しました。
簾内事務局長は、通所介護の利用者が大幅に減少しているほか、利用者の面会を禁止するなどの対応を迫られているとした上で、「全職員へのPCR検査の実施を求めたい」と話しました。
江尻県議と田中市議は、医療・介護職員が定期的にPCR検査を受けられる仕組みや減収補てん、城南病院が実施する、無料定額診療への県の支援の必要性に触れ、「行政に対応を求めていきたい」と応じました。
(「しんぶん赤旗」2020年8月29日付より転載)

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