東海第2原発工事 作業員健診票を偽造 警察、告発状受理

日本原子力発電東海第2原発(東海村)の再稼働工事で配管工事などを請け負う有限会社博良工業(ひたちなか市)が、従業員の健康診断票を偽造していたとされる問題で、従業員の代理人弁護士は11月8日、ひたちなか署が有印私文書偽造・同行使の容疑で従業員らの告発状を受理したと明らかにしました。

同社は、放射線業務に従事し、管理区域に立ち入る労働者に義務付けられている「電離放射線健康診断」を実施せず、診断票を偽造。同社が作成した医師の印鑑やゴム印を使い、診断票を作成していました。

代理人弁護士らは、「危険な原子力施設で、労働安全衛生の面で明らかな違法行為が行われている」として告発状を提出していました。

(「しんぶん赤旗」2021年11月12日付より転載)

おすすめ