田中しげひろ氏勝利で命守る 小池晃書記局長が応援 茨城県知事選 9月5日投票

茨城県知事選(9月5日投開票)で、「いのち輝くいばらきの会」の茨城大元副学長、田中しげひろ候補=無所属・新、日本共産党推薦、緑の党支持=の勝利を実現しようと、TXつくば駅前で8月29日、街頭演説が行われ、日本共産党の小池晃書記局長が訴えました。知事選は現職の大井川和彦氏=自民・公明・国民推薦=との一騎打ち。

小池氏は、現知事は「選択と集中」を掲げ、大企業誘致、事業費約2,400億円の霞ヶ浦導水事業、常陸那珂港などの大型開発を進める一方、医師・看護師・老人ホーム数などは全国最低レベル、国保料・介護保険料・水道料金も値上げする、暮らしと福祉に冷たい県政だと批判。
コロナ禍の中で、「選択するなら県民の命を、集中するなら医療・介護・保育などケアに集中を」と訴えました。

また、全国3位の農業大県である茨城で米価暴落を止め、小規模農家・家族経営を守る県政、福島原発汚染水放出を許さず、水産業を守る県政が必要だと強調しました。

小池氏は、運転開始から40年を超え、老朽化した東海第2原発の再稼働について、県知事選の大争点であるにもかかわらず、現知事の選挙公報には原発の「げ」の字もなく、無責任だと批判。
「田中氏勝利で、コロナと本気でたたかう県政、東海第2の再稼働を止め、廃炉に向かう県政をつくり、菅自公政権にノーの審判を茨城から下そう」と呼びかけました。

田中氏は、「現県政は保健所を12カ所から9カ所に減らすなど冷たい県政だ。茨城は全国で財政力8位。税金の使い方を変えれば、県民に冷たい県政を、県民に寄り添う県政にできる。コロナから県民を守り、東海第2は廃炉にしよう。力を合わせよう」と訴えました。

各界の代表8氏があいさつ。
筑波大学生などへの食料支援活動に取り組む冨山香織さんが、「手軽なPCR検査の実施を求める声も寄せられている。未来ある学生を救ってほしい」、二見伸明元公明党副委員長は、「何としても勝とう。あと1週間、田中支持を広げに広げよう」と力を込めました。

(「しんぶん赤旗」2021年8月30日付より転載。動画はこちらから

おすすめ