事故相次ぐオスプレイ 訓練認められぬ 共産党茨城県委員会が県に申し入れ
航空自衛隊百里基地(茨城県小美玉市)で、8月から輸送機V22オスプレイの訓練が予定されている問題で、日本共産党茨城県委員会(上野高志委員長)と県内の地方議員団が7月30日、中止を求める申し入れを行いました。
山中たい子県議、江尻加那県議、大内くみ子県副委員長(衆院北関東比例予定候補)らが参加しました。
訓練は、陸上自衛隊木更津駐屯地に暫定配備されているオスプレイが、8月以降に月数回程度、離着陸訓練を行うもの。
申し入れでは、訓練飛行が拡大されれば空の安全がますます脅かされると指摘。
県民の命と安全に関わる重大問題だとして訓練の中止を求めています。
大内氏は、「オスプレイは欠陥機で事故も相次いでいる。百里基地に来ること自体認められない」と強調。
山中氏と江尻氏は、百里基地の周辺住民がすでに危険と隣り合わせの状況に置かれていると指摘しました。
自宅が基地に隣接する梅沢田鶴子さんも同席し、「県が声を上げ、受け入れを認めなければ訓練は行われない。住民は、騒音など生活に値しない環境で住んでいる。訓練はやめてほしい」と訴えました。
(「しんぶん赤旗」2021年8月3日付より転載。申し入れ全文はこちらから)