茨城県母親大会開く 「憲法9条守り抜いて」 俳優のサヘル・ローズさん訴え

第60回茨城県母親大会が7月4日、筑西市で開かれ、会場と県内各地のオンライン配信を含む約700人が参加しました。茨城県母親大会実行委員会の主催。

加茂幸恵実行委員長が、核兵器禁止条約の発効を受け、「核兵器を世界からなくしたいという長年の願いが前進した。被爆国・日本が1日も早く署名・批准するよう働きかけよう」とあいさつしました。

「出会い・命・平和の大切さ」をテーマに、イラン出身の俳優、サヘル・ローズさんが講演。
イラン・イラク戦争で実の親を亡くし、養母と共に8歳で来日、通学した学校の関係者が路上生活からかくまってくれたことを紹介。

「『元気?大丈夫?』の声かけを忘れがちな社会になっている。人は気にかけてくれたと気づけるだけで救われる」、「平和を守るのは私たちの意識。未来を担う人の手には武器ではなくペンを。未来を戦争に向かわせないためにも社会に向き合い、憲法9条を守り抜いてほしい」と呼びかけました。

(「しんぶん赤旗」2021年7月6日付より転載)

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