北関東各地の運動 東海第2原発 廃炉へ民意示す 茨城

日本共産党の北関東オンライン演説会(5月2日)で配信された各県の取り組みを紹介します。

茨城県からは、日本原子力発電東海第2原発(東海村)の廃炉をめざすたたかいが報告されました。
今年3月、水戸地裁は東海第2原発の運転差し止めを言い渡しました。
運転開始から40年以上が経過し、周辺30キロ圏内には約94万人が住む老朽原発。過酷事故が起きれば、北関東をはじめ、福島県や宮城県にまで避難する計画です。
県内の市町村議会では、約7割が再稼働反対や廃炉を求める意見書を採択するなど、民意は明確です。

一方で昨年6月、茨城県議会は、東海第2原発再稼働の是非を問う「県民投票条例案」の直接請求を否決。
また菅義偉政権は、東京電力福島第1原発事故で発生した放射能汚染水を海に流すことを決定し、地元漁業者からは反対の声が上がっています。首都圏の安全を守るためにも、国の政治を変える必要があります。

県内各地では一日も早い原発ゼロ社会の実現へ、金曜行動も毎週取り組まれています。
危険な東海第2原発の再稼働ストップへ機運が高まっています。

(「しんぶん赤旗」2021年5月8日付より転載)

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