9条持つ日本 世界に平和を 「憲法フェスティバル」行われる 水戸

憲法が生かされる社会の実現をめざして、「憲法フェスティバル2021」が5月3日、水戸市で開かれました。
憲法フェスティバル実行委員会(田村武夫代表)が主催し、約300人が参加しました。

田村氏は、政府のコロナ対策をめぐり、「菅(義偉)政権が国民の命や生活を守ることに何らの責任感を持っていない」、「憲法の権利を守り、民主主義を回復し、9条実現の大義があるのは野党共闘だけだ」と述べ、格差是正やジェンダー平等の実現、原発廃止によるエネルギー政策の転換を呼びかけました。

聴衆を前に講演する伊藤千尋氏

聴衆を前に講演する伊藤千尋氏=5月3日、水戸市

国際ジャーナリストの伊藤千尋さん(元朝日新聞記者)が講演。
「憲法は守るだけのものではなく使うものだ」、「9条を持つ平和国家として歩んできた日本が、憲法を生かして世界中に平和を広げる第一線に立つべきだ」と強調しました。

また、ベルリンの壁が崩壊した50万人デモのきっかけが、旧東ドイツ・ライプツィヒの教会に集まった5人の青年によるプラカードでの意思表示だったと紹介。
「日本が平和の先頭に立つことで世界、子や孫に誇れる。そんな国を私たちの手でつくっていこう」と呼びかけました。

(「しんぶん赤旗」2021年5月7日付より転載)

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