東日本大震災 原発ゼロ 誓い新た 安全こそ真の復興 茨城・つくば
茨城県つくば市で3月11日、「さよなら原発!守ろう憲法!昼休み集会」が取り組まれ、約100人の参加者が東日本大震災の被災者を追悼し、東海第2原発(東海村)の廃炉や9条改憲ストップを呼びかけました。
「戦争をする国づくりNO@つくば」の山本千秋代表が、「大震災と被災者を忘れないように思いを形にしたい」と主催者あいさつ。
福島原発事故の避難指示で住まいを追われ、原発事故被害者「相双の会」会長をつとめる国分富夫さんが福島から駆け付け、「10年間生きた心地がしなかった」と吐露。
「自然災害であれば復興は進んだと思うが、放射能被害は元に戻るのに300年かかると言われる。安心・安全に暮らせるということが真の復興だ」と力を込めました。
東海第2原発運転差し止め訴訟をたたかう大石光伸・原告団共同代表は、「無責任な国や電力資本に原発再稼働を口にする資格はない」と批判。
8年半たたかわれた裁判が今月18日に判決を迎えるとし、「福島の皆さんの願いに報いる判決を勝ち取りたい」と話しました。
参加したつくば市の女性(59)は、「東海第2を早く廃炉にしてほしいという思いを新たにした。危険な原発の再稼働はしてほしくない」と話していました。
(「しんぶん赤旗」2021年3月12日付より転載)