核兵器禁止条約に参加を 茨城県石岡市議会が意見書
茨城県石岡市議会は2月22日、本会議を開き、「日本政府に核兵器禁止条約の参加・調印・批准を求める意見書」を全会一致で採択しました。
「意見書」は、核兵器禁止条約が核兵器に関わるあらゆる活動を禁止し、「抜け穴」を許さないものになっていると指摘し、「唯一の戦争被爆国の責任として、一刻も早く核兵器禁止条約に署名、批准すべく国会において活発で建設的な議論を行う」ことを求めています。
「石岡平和の会」は昨年12月、核兵器禁止条約への参加を求める意見書を国に提出するよう求めて陳情を行いました。この陳情を受けて、市議会が意見書提出を決めました。
石岡平和の会の山口由夫さん(76)は、「条約の発効で意見書採択の機運も高まっていると思う。他の自治体にも広がってほしい」と話しています。
(「しんぶん赤旗」2021年2月26日付より転載)