東海第2原発 JA茨城「再稼働反対」

茨城県内の農協組織でつくる「JAグループ茨城」の第26回県JA大会が10月25日、小美玉市内で開かれました。
大会は▽環太平洋連携協定(TPP)交渉参加阻止▽脱原発にむけた取り組みを広げる▽再生可能エネルギーの利活用-など、向こう3年間の「運動目標」を盛り込んだ大会議案を満場の拍手で採択しました。
県内立地の東海第2原発(東海村)については特別に言及。
(1) 運転開始から34年が経過し、老朽化している (2) 事故時、30キロ圏内に居住している100万人の避難計画を立てるのが難しい (3) 震災時に住民の安全より企業論理が優先され、正確な情報が開示されなかった-ときびしく指摘。
再稼働反対の立場を鮮明に打ち出しました。
大会冒頭、主催者あいさつに立った加倉井豊邦・JA県5連会長は、TPP参加断固阻止を力説。
原発については、「福島第1原発事故で農畜産物が甚大な被害を受けた。関西方面では風評被害が払拭されていない」とのべ、関係機関と連携して脱原発に向けて取り組んでいく考えを示しました。
(「しんぶん赤旗」 2012年10月27日付より転載)

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