鹿島東部コンビナート 修理開始 作業員出入り「延べ23万人」 茨城・神栖
新型コロナウイルスの感染拡大で延期となっていた、鹿島東部コンビナート(茨城県神栖市)の定期修理が5月12日に始まりました。
先月20日から実施される予定でしたが、感染拡大防止のため、県が延期と現場での水際対策を企業側に要請していました。
定期修理は、鹿島東部コンビナートにある企業17社が実施。
作業員の健康管理を行い、規模を縮小した上で3か月の期間で実施するとしています。
県立地整備課の担当者は、日本共産党の江尻加那県議に対し、期間中に延べ22万6000人の作業員が出入りすると説明。
千葉県など県外からの作業員も数多く含まれ、1日のピークは5,600人にのぼるとしています。
鹿島東部コンビナートで働く鹿嶋市の男性(50)は、「県外から多くの作業員が集まることに、地元住民は不安を感じると思う」と話しています。
県の担当者は、「定期修理の時期をもっと遅くずらせないのか」といった声が地元から寄せられているとした上で、「県として、規模の縮小や水際対策なども要請している。法定の点検なので、(点検を)これ以上放置することはできない」と話しています。
(「しんぶん赤旗」2020年5月13日付より転載。「定期修理」に関する神栖市の対応はこちらから)