原子力問題調査特別委員会 東海村議会が設置
茨城県東海村議会は4月8日、原子力問題調査特別委員会を開き、村内にある原子力事業所の視察など、今後の日程について協議しました。
今回設置された委員会は、議長を除くすべての議員で構成し、東海村が抱える東海第2原発の再稼働問題など、原子力行政の全般について議論する予定です。
日本共産党の大名美恵子村議と、無所属会派「みすずの会」の議員らは特別委員会で、▽村内にある原子力事業所の視察▽東海第2原発の工事をめぐる状況把握▽広域避難計画の進捗状況の確認▽福島第1原発と被災地の視察▽解体中の東海原発で発生する放射性廃棄物L3の保管をめぐる状況把握─の5点を実施するよう要望しました。
協議では、議会の定例会ごとに、村内にある原子力事業所を視察するほか、特別委として閉会中審査を開き、議論を継続することを確認。
5月に村議会の全員協議会で行われる原子力事業者の新年度事業説明を受け、早ければ6月議会から、事業所の視察を行うことを決めました。
(「しんぶん赤旗」2020年4月11日付より転載)