東海第2原発 住民疑問消化されず 日本原電説明会 茨城・小美玉市

日本原子力発電が再稼働をめざす東海第2原発(茨城県東海村)をめぐり6月8日、日本原電主催の住民説明会が茨城県小美玉市で開かれ、23人が参加しました。今年4月から始まった全20回の説明会は小美玉市が最後です。

日本原電主催の住民説明会

日本原電主催の住民説明会=6月8日、茨城県小美玉市

 

日本原電の担当者が、福島原発事故の教訓を踏まえたとする東海第2原発の安全対策について紹介。原子炉冷却装置や原子炉建屋の損傷を防ぐ対策などが説明されました。

参加者からは、「廃炉事業を専門にしてほしい。県民も安心して支持できる」「説明会では再稼働に反対の声が多数だ」などの厳しい意見が相次ぎましたが、日本原電の担当者は「原発再稼働がなぜ必要か、丁寧に説明をしていく」との回答に終始しました。

説明会の最後に村部良和・東海副事業本部長が、「説明会で出された意見を受け止め、地元への説明に生かしていく」と述べました。

説明会に参加した佐藤英一さん(72)は、「疑問が消化しきれず、住民の意見を聞くという形を取っただけの印象だ」と不満を漏らしました。

日本原電の担当者によると、県内15自治体で開かれた説明会は全20回を通して1,192人が参加。今後、同様の説明会開催は未定だとしています。

(「しんぶん赤旗」2019年6月11日付より転載)