取手市長の接待疑惑解明急げ 百条委員会求め市民集会 取手市
茨城県取手市の藤井信吾市長と市職員3人が、市内の補助金交付団体の役員から、京都・祇園の料亭で高額な接待を受けていた疑惑で1月26日、「市長接待疑惑解明を求める市民集会」が取手市内で開かれました。超党派の市議らでつくる同集会準備会が主催し、120人が参加しました。
疑惑は2016年6月、市長ら4人が1人6万~10万円相当の飲食の提供を受けたとするもの。市が創業支援事業として支援する「マッチバコとりで」の役員が、継続的な補助金の確保を意図して行った疑いがあります。
藤井市長は昨年の12月議会で、「1万5千円の予算で京懐石料理をお願いし、割り勘で支払った」と答弁していますが、「当時のもの(領収書)はない」と説明。同議会では、疑惑解明を求める百条委員会の設置が僅差で否決されました。
この日の集会では、参加者から疑惑の解明を求め、税金の使途をただす意見が相次ぎました。
同集会呼びかけ人の1人である細谷典男市議(無所属)は、「百条委員会の設置に向け、市民のみなさんと共同して行動を呼びかけたい」と述べ、今年3月の議会に百条委員会設置を求める請願を提出したいと話しています。
(「しんぶん赤旗」首都圏版2019年1月29日付より転載)