教育・原発・・・多彩に交流 茨城県母親大会に900人余

第57回茨城県母親大会が7月2日、取手市内で開かれ、県内各地から900人余が集いました。大会実行委員会(﨏川宏子実行委員長)が主催したもの。
各分科会では、教育や東海第2原発、「共謀罪」法、医療、年金、まちづくりなどの問題について、意見を交わしました。
全体会で参加者らは、各地で取り組んでいるさまざまな運動の現況を報告。「署名の力で一日も早く核兵器廃絶を実現させよう」(新日本婦人の会)、「巨大市民会館の建設は税金のムダ遣いで、”負の遺産”になる。市民のための市民会館の建設計画に変えたい」(新・水戸市民会館計画を白紙に戻し、市民の声を反映させる会)、「東海村の東海第2原発の再稼働と20年運転延長をストップさせよう」(東海第2原発問題相談会)などと訴えました。
「子どもや若者、高齢者、全世代に広がる貧困と格差~私たちができることは何か」と題して藤田孝典さん(NPO法人「ほっとプラス」代表理事)が講演し、非正規に雇用されている多くの若者が”下流老人”(高齢の生活困窮者)に直結する危険性を指摘。社会保障制度を充実させる運動の大切さを解き明かしました。

横断幕などを掲げ、みずからが携わっている運動について報告する大会参加者=7月2日、茨城県取手市


(「しんぶん赤旗」首都圏版2017年7月5日付より転載)

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