東海第2原発廃炉! 茨城県平和委員会がポスター
「危険な東海第2原発の20年運転延長を許すな」─。
茨城県平和委員会は2月22日、日本原電東海第2原発を抱える東海村内に、東海第2原発の廃炉をアピールするポスターをいっせいに貼り出しました。
1978年11月に営業運転を開始した東海第2原発は事故やトラブルの連続でした。
老朽化と危険性が指摘されている中、東日本大震災では大きな揺れと津波で被災し、「福島第1原発と同様の事故寸前」という事態に陥りました。
東海第2原発は現在、適合性審査中。
来年11月には法律で与えられた「運転期間40年」という“寿命”が尽きますが、その“寿命”を最長20年延ばすことができる運転延長申請の期限が今年11月に迫っています。
原電は再稼働や運転延長をねらっていますが、30キロ圏内には県人口の3分の1に当たるおよそ100万人が居住しており、廃炉を求める世論が高まっています。
県平和委員会の木村泉事務局長は、「東海村の人たちや周辺自治体住民の世論を大きく広げ、再稼働、運転延長を許さずに廃炉に追い込みたい」と話しています。
(「しんぶん赤旗」 2017年2月24日付より転載)