市民が望む市民会館を 水戸「市民の会」が署名開始へ
水戸市が再開発事業で建設を計画している巨大な新市民会館(収容人員3,700人、総事業費320億円以上)の賛否を問う住民投票条例の制定を求めてきた「新・水戸市民会館計画を白紙にもどし、市民の声を反映させる会(市民の会)」は12月3日、水戸市内で第2回総会を開き、市民が望む市民会館の建設を求める署名運動に取り組む方針を決めました。
「市民の会」は約1万5000人の署名を集め、住民投票条例の制定を求めましたが、今年5月に開いた臨時市議会はこれを否決。
7月には、高橋靖市長が都市計画決定を強行しました。
しかし、市民からは依然として「大き過ぎて使い勝手が悪く、駐車場も足りない。税金の無駄遣い」など批判が噴出。
市が選定した業者が設計した岐阜市の複合施設に欠陥工事があったことが判明し、議会からも市の選定責任を問う声も上がっています。
「市民の会」が作成した署名用紙は、現在の新市民会館建設案について▽子や孫の代まで借金を背負わせる▽3,700人収容の巨大施設は需要が見込めず、維持費がかかる▽駐車場が300台しかない─などと指摘。
中規模のホールや多くの会議室を備えた市民会館の建設を求めています。
(「しんぶん赤旗」 首都圏版 2016年12月6日付より転載。「市民の会」Webはこちらから)