巨大新市民会館是非問う 住民投票めざし市民集会 水戸
水戸市(高橋靖市長)が市街地再開発事業で巨大な新市民会館(収容人員3,700人、総事業費300億円以上)の建設を計画している問題で、「新・市民会館計画を白紙にもどし、市民の声を反映させる会」(市民の会)は4月14日、「住民投票をめざす市民のつどい」を開きました。
「市民の会」が市選挙管理委員会に提出した建設の賛否を問う住民投票条例の制定を求めた有効署名数は1万4691人に達し、3月2日現在の法定数(有権者の50分の1=4,414人)の3倍を超えました。
市民の会はこれを受け、市長にたいして今月下旬に本請求する方針。
市長は本請求から20日以内に市議会を招集し、条例案の審議を経て、採決されます。
市民の会は条例案の可決に向けて、議員への要請活動を強めることにしています。
集会には約90人が参加。
田中重博代表が「新・市民会館の建設問題は民主主義と住民自治が問われている」と指摘。「税金の使い方や市政のあり方をチェックするために、住民投票を実現させよう」と訴えました。
参加者らは、署名運動について「市民に市政に関心を持ってもらうことができた」、「市民一人ひとりが市政を考えるうえで、画期的だった」などと振り返りました。
(「しんぶん赤旗」 首都圏版 2016年4月17日付より転載)