茨城で「市民連合」発足 戦争法廃止・立憲主義回復へ 結成のつどい 水戸
「戦争法廃止・立憲主義の回復を求める茨城県市民連合」が4月13日、力強く発足しました。
県市民連合は市川紀行さん(元美浦村長)、村上達也さん(元東海村長)、二見伸明さん(元公明党副委員長)ら13人が結成を呼びかけていたもの。
同日、水戸市内で開かれた結成のつどいには300人を超える人たちが参加。
▽安保関連法の廃止▽立憲主義の回復▽個人の尊厳を尊重する政治─の実現を基本目標に掲げ、野党共闘を求めるとともに、国政選挙候補者の政治姿勢を確認し、推薦・支援するとした結成宣言を採択しました。
中野晃一さん(上智大学国際教養学部教授)が講演し、「自民党は有権者に政治への期待をあきらめさせ、野党を分断することしか考えていない」と指摘。
「1人区で野党共闘が実現すると対決構図が明確になり、野党への支持が広がる。そのためにも投票率を上げよう」と強調しました。
SEALDs(シールズ=自由と民主主義のための学生緊急行動)の諏訪原健さん(筑波大学院生)が応援あいさつし、「保育園落ちた」のブログが共感を広げた例をあげ、「市民一人ひとりが争点をつくり、声を上げていこう」と訴えました。
諏訪原さんが戦争法廃止や民主主義の回復を求めるコールを発声。
これにこたえた参加者の唱和が会場に響きました。
(「しんぶん赤旗」 首都圏版 2016年4月15日付より転載)