駆ける 被災者の苦しみ胸に 小林きょう子
4度目の国政選挙への挑戦です。
「日本共産党が注目されている今こそ、国民いじめの安倍自公政治にストップをかけるためにがんばりたい」と決意を新たにしています。
9月の記録的豪雨で甚大な被害を受けた常総市をたびたび訪れ、被災者の声に耳を傾けてきました。
「家や車、コンバイン、乾燥機もすべてダメになった。収穫したばかりの米も水没した。もう首をくくるしかない」という悲痛な訴えを聞きました。
北海道に次いで全国2位の農業産出額を誇る茨城県。
県南農民組合の事務局長を24年間つとめてきただけに、被災農家の苦しみは痛いほど分かります。
公約違反で交渉をすすめてきた環太平洋連携協定(TPP)の「大筋合意」について、「TPPは農家だけの問題ではありません。地域経済を冷え込ませるもの」と指摘。
「決着済みのように振る舞っている安倍政権に憤りを感じます。たたかいはこれからです」と語ります。
航空自衛隊百里基地や東海第2原発を抱えている茨城県。
2議席を自民と民主が議席を分け合っています。
「安保関連法(戦争法)は廃止に、東海第2原発は廃炉に。原発に代わる再生可能エネルギーに転換を」と小林さんの訴えが師走のまちに響きます。
参院茨城選挙区(改選数2)
小林きょう子(こばやし・きょうこ/小林恭子)
1950年鹿児島県隼人町(現・霧島市)生まれ。鹿児島女子短大卒。
化粧品会社勤務を経て、11年まで県南農民組合事務局長。
党県TPP・農業対策部長。
(「しんぶん赤旗」 2015年12月21日付より転載。詳細なプロフィールはこちらをご覧ください)