自民議員 “国内の原発は安全”と暴言 茨城県議会

○…「国内の原発は安全で、事故を想定する必要はない」。
こんな発言が12月8日の茨城県議会防災環境商工委員会で、自民党の村上典男議員(笠間市選出)からありました。
○…村上議員は「国内原発は安全であり心配ない」などと述べたうえで、「中国、韓国、ロシアの原発から県民をどう守るかということの方が現実的。国内の事故は想定する必要はなく、万が一でいい」と断言しました。
○…福島第1原発事故は収束の見通しはまったくなく、事故原因さえ解明されていません。茨城県も東日本大震災で被災した東海第2原発を抱えています。
東海第2原発は運転中に事故やトラブルが続発していました。
○…村上議員は今も「安全神話」にしがみついているようです。
こうした姿勢では県民の命と安全は守れないことは明らかです。
11日の県議会決算特別委員会で、小野嘉久・生活環境部長は「安全神話は崩れ去り、安全に絶対というのはない」(日本共産党の山中たい子議員の質問への答弁)との認識を示しました。

(栗)

(「しんぶん赤旗」首都圏版 2015年12月15日付より転載)

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