宝田明さんが戦争法案批判 茨城・つくば母親大会

茨城県つくば市の第35回母親大会が7月12日、つくば市内で開かれ、280人が参加しました。
同母親大会実行委員会(大類由美子実行委員長)が主催したもの。
午前中は4つの分科会で議論を深め、午後の全体会では「全国に連帯し、『戦争法案』ストップの行動に参加し、運動をさらに広げよう」としたアピールを満場の拍手で採択。
俳優の宝田明さんが「俳優として、人間として」と題して記念講演しました。

記念講演する宝田明さん=7月12日、つくば市

記念講演する宝田明さん=7月12日、つくば市


少年期を旧満州(中国東北部)で過ごした宝田さんは、終戦直後に侵攻してきたソ連兵から銃口を突きつけられたり、右腹部に銃弾を受けたりした壮絶な体験を紹介。
「戦争は憎悪しか生まない。無辜(むこ)の民が甚大な被害を受ける」と語りました。
今の政治状況について、宝田さんは「昔をほうふつとさせる、きなくさい動き。戦争はしないという憲法9条のタガがはずされようとしている」と指摘し、「未来は子どもたちのもの。今がんばって(戦争法案を)阻止しなければならない」と訴えました。
(「しんぶん赤旗」首都圏版 2015年7月17日付より転載)

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