戦争法案 夕空に響く「廃案」 茨城・水戸で集会
「『戦争法制』に反対する茨城県実行委員会」は6月17日夕、水戸市内でリレートークやデモ行進を繰り広げ、「戦争法案」の廃案をアピールしました。
一連の行動には県内各地から約1,000人が駆けつけました。
JR水戸駅北口で開かれた集会では、実行委員会を構成する平和6団体と日本共産党、社民党、新社会党の代表があいさつ。
「『戦争法案』は、安倍首相の祖父、岸信介(元首相、A級戦犯容疑)の墓に葬り去ろう」「違憲の法案は廃案にするしかない」「『戦争法案』も、原発も国を滅ぼす」などと訴えました。
共産党を代表してあいさつした田谷武夫県委員長は、「今こそ9条の立場で平和外交を」と力説。
「法案は対米従属で、歴史にも逆行している」と指摘し、廃案をめざしてともにたたかう決意を語りました。
参加者らは、長い隊列をつくってデモ行進。
「日本を戦争する国にするな」「集団的自衛権行使反対」「9条を壊すな」などの唱和を暮れなずむ空に響かせました。
土浦市から参加した女性(75)は、「この法案には、憲法学者も『ノー』と言っている。憲法違反の首相は辞めてほしい」と話していました。
(「しんぶん赤旗」 2015年6月19日付より転載)