「日本の未来守ろう」 戦争法案 廃案へ 集会・街頭宣伝 茨城・笠間、筑西
茨城・笠間9条の会が講演会
茨城県笠間市で6月14日、「9条の会かさま」の10周年記念講演会が開かれました。
日本弁護士連合会憲法問題対策副本部長の伊藤真さんが講演しました。
伊藤さんは、「憲法は法ではあるが法律ではない。法律は国民をしばるが、憲法は国家権力を制限して国民の権利・自由を守るものだ」と述べ、憲法9条の恒久平和主義、「国の交戦権は、これを認めない」という規定は特に重要だと強調しました。
国会で審議中の戦争法案に対し、「憲法9条破壊の戦争立法に反対し、今を変えれば未来を変えられる。明日の日本は私たちがつくる。慌てず、焦らず、諦めず、ゆっくり急げ、一歩一歩が大切です。声をあげていきましょう」と締めくくりました。
読み聞かせサークルの人たちによる、「へいわってなに」の朗読もありました。
参加者は笠間市中心部を約90人で、「止めよう戦争法案!」「五穀豊穣、いくさはならぬ!」と唱和しながらパレードしました。
筑西市で署名訴え
茨城県筑西市の「戦争法案に反対する筑西市民の会」は6月13日午前、筑西市内のスーパー前で宣伝・署名に取り組みました。
加盟団体などから17人が参加し、1時間で署名84人分がよせられました。
宣伝・署名行動には鈴木聡市議、加茂さちえ氏(前市議)も参加。
40代の男性は、「憲法9条があったから今まで日本は戦争しないでこられたのですね」と署名に応じ、車から手を振って激励する人や、安倍政権の暴走に批判の声をあげていました。
「戦争法案に反対する筑西市民の会」では、7月4日と18日にも宣伝行動を予定しています。
(「しんぶん赤旗」首都圏版 2015年6月17日付より転載)