東海第2原発の再稼働断念を 茨城県民センター、原電に要請 申請前の住民説明会求める

茨城県の「東海第2原発の再稼働を阻止し廃炉をめざす県民センター」(共同代表・田村武夫氏)は5月7日、日本原電本社に対し、東海第2原発の適合性審査申請に反対する申し入れを参院議員会館で行いました。
日本共産党の大門実紀史参院議員、県議、県議予定候補、水戸市、石岡市、かすみがうら市、取手市、東海村の議員も参加しました。

申し入れは、▽原子力規制委員会への規制基準適合性審査申請は東海第2原発の再稼働へのステップであり、絶対に認められない▽東海第2原発は首都圏近郊に位置し、30キロメートル圏内に約100万人が暮らす▽事故を起こせぱ国運を左右する被害をもたらす危険性がある─などの問題点を指摘。
「東海第2原発存続の余地はもはや失われている」として、再稼働の断念を強く求めました。
また、適合性審査申請について、市町村議会や住民への説明会を申請前に行うことを要求し、応対した日本原電の役員は、「(申請前の)説明会については検討します」と答えました。
申し入れ後、県民センター代表の田村氏は、「今後も原電に住民の声を届け、訴える機会をつくっていく」と話しました。
(「しんぶん赤旗」 2014年5月8日付より転載)

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