大雪被災農家支援して 茨城・共産党県議ら県に申し入れ

2月の大雪で茨城県内の農業が大きな被害を受けた問題で、日本共産党の大内久美子県議、鈴木さとし県議、小美玉市在住の梅沢田鶴子さん(元・旧小川町議)は3月5日、橋本昌知事あてに被災農家を支援するよう申し入れました。

県担当者(左側)に「大雪で被害を受けた農家に再建支援を」と申し入れる鈴木、大内、梅沢の3氏(右から)=3月5日、茨城県庁

県担当者(左側)に「大雪で被害を受けた農家に再建支援を」と申し入れる鈴木、大内、梅沢の3氏(右から)=3月5日、茨城県庁


茨城県内では、2度の大雪や大雨でハウスの倒壊や農業施設の水没、農作物の収穫不能、家畜の圧死などの被害が発生。
被害額は約11億3000万円と推計されています。
甚大な被害を受けた筑西市選出の鈴木県議は、茨城の農業産出額は全国2位だと指摘し、「ナシ農家は『倒壊したハウスを撤去するだけで300万~400万円かかる』と話している」と窮状を紹介。
県内でも降雪量が多かった小美玉市の梅沢さんも、「地元のハス農家も大きな被害を受けている」と話し、それぞれ県に支援策を求めました。
県の担当者は、損壊したハウスの撤去・再建費について国が2分の1を補助すると説明。
鈴木県議らが被災農家の負担軽減策として県独自の補助を求めたことにたいして、県側は「検討する」と答えました。
また、「国の要綱は決まっていない」として、被害現場の写真や撤去者、日付、費用額、関係書類などを保存しておく必要性を強調しました。
(「しんぶん赤旗」首都圏版 2014年3月6日付より転載)

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