多喜二文学から学ぶ 筑西市で茨城多喜二祭開く

「茨城多喜二祭」が2月20日、茨城県筑西市の地域交流センター「アルテリオ」で行われ、約50人が参加しました。
日本民主主義文学会の奈良達雄氏が、「小林多喜二と上野壮夫(そうふ)」と題して講演しました。
多喜二の作品「蟹工船」「総選挙と『我等の山懸』」や詩人・上野壮夫の「支那へ行くのか」「ラッパよ鳴るな」などを朗読・引用しながら、自民党の改憲案、安倍政権の集団的自衛権論議や「教育改革」などを批判。
現在のたたかいを進めるうえでも、プロレタリア文学から学ぶべきものが豊富にあると強調しました。
参加者からは、「もっと多喜二の作品を読まなければ」「山本懸蔵や上野壮夫など、茨城にも優れた先人がいたことを知って、誇らしかった」などの感想が寄せられました。
治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟茨城県本部、日本共産党の鈴木聡県議、加茂さちえ市議、群馬多喜二祭実行委員会のメッセージが紹介されました。
(「しんぶん赤旗」首都圏版 2014年2月25日付より転載)

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