年金削減 生活できぬ 各地で集団不服審査

安倍政権による年金切り下げの取り消しを求め、1月31日、首都圏各地の年金受給者がいっせいに、厚生労働省地方厚生局の社会保険審査官に対し不服審査請求をしました。
請求書を提出する各地の年金事務所にむけてデモ行進するなど、「暮らしを壊す年金切り下げをやめさせよう」とアピールしました。
若い人も不安に 茨城
全日本年金者組合茨城県本部(近澤重男委員長)は、およそ1,880人分の不服審査請求書をとりまとめ、日本年金機構水戸北、土浦、下館の各年金事務所に提出しました。

年金事務所の担当者(手前右)に年金引き下げの不当性を訴える年金者組合の人たち=1月31日、水戸市

年金事務所の担当者(手前右)に年金引き下げの不当性を訴える年金者組合の人たち=1月31日、水戸市


このうち、水戸北年金事務所への提出には30人が参加。
各支部の代表らが、「これ以上年金が減らされ、そのうえ消費税を上げられたら生活できなくなる」「年金削減は、若い人たちにも将来への不安を抱かせる」「女性の場合、遺族年金で暮らしている人が多いが、額が少ない」などと訴えました。
応対した水戸北年金事務所の庄司浩所長は、提出された不服審査請求書について、「責任をもって審査官に上げる」と約束しました。
(「しんぶん赤旗」首都圏版 2014年2月1日付より転載)

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