知事選、東海村長選、筑西市区県議補選の結果について

知事選、東海村長選、筑西市区県議補選の結果について

 2013年9月9日 日本共産党茨城県常任委員会

筑西市区県議補選(定数1) 鈴木氏が当選、田中知事候補、福田村長候補が善戦
ご支援ありがとうございました。公約実現に全力をつくします

20130910kekka
9月8日投開票で県知事選挙、東海村長選挙、筑西市・古河市・取手市区の県議補選が行われ、日本共産党は、田中しげひろ知事候補、福田明村長候補を推薦し、筑西市区県議補選に鈴木さとし候補をたて、勝利のために全力をつくしてきました。
筑西市区県議補選(定数1)で鈴木さとし候補は自民推薦候補に競り勝ち、初当選を果たしました。田中知事候補は当選には至りませんでしたが、「明るい民主県政をつくる会」が候補者をたててたたかった7回の選挙で最高の得票率(34.47%)となり、水戸市、牛久市、取手市、つくば市、守谷市では40%を超え、あと一歩で逆転のところまで迫りました。福田村長候補は「東海第2原発廃炉」「原発ゼロの日本」を主張し得票率21.59%を獲得し善戦しました。
7月の参院選挙での日本共産党比例得票との関係では、筑西市区県議補選は5.7倍、知事選と村長選は、それぞれ3.1倍に得票を伸ばしました。
ご支持をお寄せいただいた県民のみなさん、暑い中でご奮闘していただいた「明るい会」のみなさん、日本共産党後援会員、支持者のみなさんにこころからお礼を申し上げます。
今回の3つの選挙は、県民のくらしにとっても、原発ゼロの日本をつくるためにも、安倍内閣の暴走をくいとめるためにも重要な意義をもつ選挙でした。
田中しげひろ知事候補は「くらしが一番、安心と希望の県政へ」をメインスローガンに5つの基本政策、(1)県民所得と雇用をふやす(2)医療・福祉・教育の充実(3)原発をなくし、放射能対策と震災復興の加速(4)国いいなりのムダな大型開発を止め、豊かな自然をまもる(5)憲法を活かし、県民が主人公の茨城県政への転換─を訴えました。
田中候補が掲げたこれらの公約は県民要求とかみ合い、新しい県政の方向を示すものとして共感が広がりました。橋本候補は、最終盤「共産党系の人が知事になると」…「人気取りのため、バラまき政策をやってくる」などの反共デマ宣伝を行ってきましたが、県民の批判に追い詰められた結果です。
田中知事候補、福田村長候補の「原発ゼロ」の訴えに対し橋本知事候補は「国が方針を決定すべき。それをうけてから協議したい」、山田村長候補は「中立の立場」と述べました。これでは、再稼働に突っ走る安倍内閣の暴走に立ちはだかることはできません。田中、福田候補が堂々と「原発ゼロ」を主張し、得票を伸ばしたことは、今後のたたかいに生きる貴重なものです。
6選を果たした橋本知事は、引き続き県政運営をおこなうことになります。知事選の投票率は31.74%、東海村長選挙も過去最低の51.38%でした。
橋本知事が6選を果たしたといっても有権者比では県民の2割の支持しか得ていません。県民の声に謙虚に耳を傾けることを要求します。
県民のくらしや福祉の充実、東海第二原発の再稼動問題、消費税やTPPの対応など課題が山積しています。日本共産党は「明るい民主県政をつくる会」や多くの県民のみなさんと共同して、安倍内閣の暴走をストップさせ、選挙中に掲げた公約実現のため全力をつくします。
筑西市区で鈴木候補は、県西地区に新中核病院の建設などを訴え、党派をこえた支持で当選することができました。
日本共産党は県議会で2議席を回復し、独自に意見書案、決議案がだせるようになり、予算特別委員会とともに決算特別委員会にも入れるようになります。大きくなった発言力を生かしムダ使いや悪政をチェックし、県民の声を届け、医療とくらしを守る先頭にたって奮闘します。
善戦したとは言え「長すぎる県知事を変えてほしい」という切実な声にこたえられなかったことをお詫びします。
「明るい会」の構成団体を増やし、日本共産党を強く大きくし、4年後は必ず県民が主人公の県政をつくるため力をつくします。今後ともご指導、ご協力をよろしくお願いいたします。
県知事選挙得票・率前回比、参院比例比の表
知事選、東海村長選、筑西市区県議補選の結果について(PDF)
県知事選挙得票・率前回比、参院比例比の表(PDF)

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